病院におけるケアプランセンターの役割とは
本日は伊勢慶友病院で働く2名の方にインタビューを実施いたします。
総合病院、介護医療院、ヘルパーステーション、訪問介護など幅広い機能を備える伊勢慶友病院。
ケアプランセンターも併設しており、他施設との連携を図っています。今日はケアプランセンターで働く職員さんに話を聞いてみました。

お二人の経歴を教えてください!
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伊勢慶友病院で医療ソーシャルワーカーとして働いています!
現在(2022年5月時点)勤務開始5カ月目です。
大学では社会人福祉士と歯科衛生士を取得していて、前職では歯科衛生士を5年経験しました。
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伊勢慶友病院でケアマネジャーとして勤務しています!
現在(2022年5月時点)入社16年目です。
私も歯科衛生士として働いていました。
歯科衛生士として5年勤務するとケアマネジャーの受験資格を得られるので、そのままケアマネジャーの資格を取得しました。
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お二人の仕事内容を教えてください!
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今は入退院の患者さんのご相談、クレームの窓口、心理的な援助、相談業務を実施しています!
近隣の病院との地域交流、連携のための病院訪問等の仕事もあります。
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脳梗塞後の方や大腿骨骨折された方、事故後でリハビリをしている方などの、
在宅介護に向けての支援、入院から退院までのサポート・ケアプランの作成などを行っています。
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病院にケアプランセンターが併設されているという形態は珍しいですよね!だからこその良さを感じられることはありますか?
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そうですね。病院がケアプランセンターを持っているのが伊勢慶友の強みだと思います!
また伊勢慶友では同グループのひかりの橋メディケアセンターと連携しているので、
そちらの施設から相談が来たりすることもありますし、逆に紹介をすることもあります。
医療と介護の連携が取れる体制なので、よりきめ細やかなケアプランが作成できていると思いますね!
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そうですね!医療との連携がとれることは強みだと思います。
介護でご相談に来た方やご相談に来た方に対して、必要な際には医療的措置の提供が可能なので幅が広がります。
病院と病院のつながりもあり、外部の方との関りを多く持てること良さではないでしょうか。
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ケアマネ・医療ソーシャルワーカーという職種上、「ココが肝心」「ココが大切だ」と思われることとは?
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利用者さんと家族の意向を聞き取ることがまずは基本ですね!
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そうですね、目の前に明らかに解決すべき課題があると、本人の気持ちが置いてきぼりになることも起こりがちなんです。
そんなことがないように常に意識をしています。
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お仕事のやりがいを教えてください!
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今、初めて退院まで見させていただいている利用者さんがいるんです。
自分がケアマネさんに介護形成をお願いしているので、
自分の考えが利用者さんのこれからの人生に関わらせて頂いていることを実感しています。
退院に向けて何をすべきかを考えることがケアマネの仕事との違いだと感じます。
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がんの終末期の方に関わった時がありました。
その方は、病院で最期を迎えたいという希望を持ってらっしゃいました。
本当に身体の状態が悪かったので、なんて声をかけたらいいかが分からなかったのですが、
私が「お身体お大事にしてくださいね。」とお伝えしたんです。
そうしたら「お元気で」とお返事をしてくださいました。
大変な仕事だと感じますが、患者さんの最期に関わらせていただくなかで、自分も生きてる限りは頑張らないといけないなと感じます。
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最後に求職者の方にメッセージをお願いします!
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明確に成功の出る仕事ではないですが、
利用者さんの人生に関わる仕事なので、人それぞれの人生経験が活きると思います。
今は仕事を始めて5カ月で経験が無く悩むことが多いですが、だからこそ見える視点があると感じています。
思い切って飛び込むと新しい挑戦と景色が見えるのではないでしょうか!
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ケアマネの仕事は大変なこともありますが、仕事を通して成長される方は多いです。
生活に密着した仕事なので、この仕事をしていなかったら分からなかった制度などを知り、プライベートにも活きてくると思います。
興味のある方はぜひチャレンジしてみてください!
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皆様ありがとうございました!!